「多肉植物 パーフェクトブック」

 多肉植物を育て始めてもうすぐ3年になります。
 最初に買ったセダムをいきなり根腐れの瀬戸際に追い込んでしまって以来、水やりが怖くて仕方ないのですが、懲りずに現在3種類の多肉を世話しています。

 これまで育て方はずっとネットの情報を参考にしてきました。しかし、やはりちゃんとした本を1冊は持っておくべきかと思い、本書を購入した次第です。

 多肉を選ぶ際のポイントや栽培に関する基本的なこと、ふやし方などが載っていて、更に土の配合に触れた部分もあるので、初心者から中級者くらいに向けた内容だと思います。

 まず最初に、多肉入門として100円ショップでの購入が提案されています。
 100円ショップの多肉って実は侮れなくて、国内トップクラスの生産者が手掛けていたりすると聞いたことがあります。だから品質的にも安心なんですね。

 ただ、100円ショップの多肉は日の当たらないところに置かれていることが多いので、だいたい徒長して姿形が悪くなっちゃってるんですよねえ。
 本書では多肉を選ぶポイントとして、
1.根腐れしていないか
2.徒長していないか
3.全体に色褪せていないか
 を挙げていますが、これらをクリアする個体はなかなか……入荷直後にでも出会わなければ難しいと思います。

 なので、私のオススメは園芸コーナーのあるホームセンター。
 店舗にもよるでしょうが、ホームセンターならそれなりの扱い方はしていると思うし、100円で買うのは無理としても300円以下のものもありますし、品揃えも100円ショップより豊富ではないかと思います。

 続いては栽培の基礎知識。生育型や水やりについてです。
 多肉って、春秋型・夏型・冬型とあるんですが、それぞれ一番生長する時季のことであって、夏型でも別に暑さに強いわけではないのですよね。初めて知ったときはのけぞりましたw
 多湿を好むけれど蒸れには弱いとか、直射日光は苦手だけど日照不足だと徒長しちゃうとか、どんだけわがままボディなのよw

 私が本書の中で一番驚いたのが水やり。
 多肉は季節によって水やりを控えたり、場合によっては断水しちゃうこともあるんですが、この「水やりを控える」は水量じゃなくて、水やりの間隔なんですって!
 たとえば「徐々に水を控える」というのは、水を減らすんじゃなくて水やりの間隔をだんだん開けていくことなのだそうです。
 すべての品種に当てはまるわけではないけれど、水をやるときは鉢底から水が流れ出るまでやるのが基本なんですって! びっくり! 水の量を控えてた!

 続いては「多肉植物図鑑」としてエケベリアやハオルチア、コーデックスなどそれぞれの栽培のコツについて詳しく記されています。
 現在、育成中の人にはここが一番参考になるところですし、いろいろな品種の綺麗な写真も載っているので育てたい多肉を見つけるのにも役立ちそうです。

 ただ、私が育てているセダムと、最近気になって仕方ないクラッスラが「その他」でまとめられちゃっていたのが残念。
 セダムなんて超メジャーだと思っていたのだけど、そうでもないのかな?

 ふやし方や困ったときのQ&Aなどはとても実用的だと思いました。
 多肉を育てている人は読んでみて損はない1冊だと思います。

オブツーサ

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