「幻想映画館」

 以前読んでとても面白かった「幻想郵便局」の続編です。

 すごく楽しみにしていたんですけど、講談社の作品紹介に、今度の主人公は女子高生で初恋をして……みたいなことが書いてあってですね。
 小説に限らずマンガでもドラマでも、恋愛モノには昔から一向に興味が持てないので、これ見た瞬間ちょっと萎えました。
 でも。

 なんか、違った。
 いや、たしかに恋なんだけど、私が想像してた恋と違う(笑)
 もしかして、この恋の落ちかた(?)は前作の主人公アズサちゃんが不可思議な現状を受け入れた瞬間と同じなのかな~と納得。

 そんなわけで、面白かったです!
 前作と完全に地続きの物語なので、アズサちゃんこそ出ませんが、憶えのある人物が重要な役割だったりひょんな形だったりで登場します。
 ですから、わたし的には続けて読むのがオススメ。
 もちろん前作が未読でも問題はありませんが、本作を読んで前作を読まないのはもったいないとしか言いようがありませんし、前作を読んで本作を読まないのももったいないと思います。

 女子高生で恋でファンタジーでミステリでホラーな本作。
 今回のホラー部分は前よりちょっと怖いかも。とは言え、全体的にはほんわかテイストなのですよね、不思議なことに。いや、不思議じゃないか。主人公スミレちゃんの語り口の賜物か。

 書きたいことはいろいろあれど、ミステリ要素も大きいのであまり内容に触れられないのが残念ですが、ほんとに面白かったです。
 このシリーズ、次は「幻想日記店」が控えているらしいので今から楽しみ♪

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック