「狐笛のかなた」

狐笛のかなた (新潮文庫)上橋菜穂子  狙ったわけではないんだけど、狸の話のあとに狐の話を読むことになってしまいました(途中でラッコのマンガも読んだけど!)。  どちらもファンタジーで、話の根底に「死」が横たわっているのに、まるで違うタイプ。  本書は狸たちと違って、笑える場面はひとつもなし。全体的に物悲しさが漂っていて、ずっと薄闇の中にいるような雰囲気を感じました。  物語の舞台が、いつの時代かもどこの地方かもわからないのが神秘的でいい感じ。あとがきによると、あえて限定しなかったそうです。登場人物の名前から辛うじて日本であることが窺えますが、もしかしたら日本っぽいっ…

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アザミの思い出

 昨日、新江ノ島水族館のバンドウイルカ、アザミが亡くなったそうです。  アザミはパフォーマンスには出ていませんでしたが、我が家ではえのすいイルカ中一番の人気を誇っていました。  それと言うのも、一時期「えのすいトリーター日誌」で、「アザミ登場☆」などアザミへの愛あふれる記事が続いたことがあって。おかげで、アザミは黄色っぽいとか他のコに比べて大きいとか、会ったこともないのに詳しくなっちゃって。  そうするとね、親しみが湧いてくるわけですよ。  いつか、スプラッシュ!に出演する日が来たりするといいなと楽しみにしていたのですが、残念です。  パフォ…

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今年のキャンベル

 キャンベルの季節がやって参りました。  今年もネットで 2kg 箱買い。  ところが、発送予定週を過ぎても一向に発送されず……  問い合わせたら、数時間後に「今日発送します」という返事が。  「猛暑で収穫が遅れました」と書いてあったけど、それならそれで連絡してくるのが筋だよねー。こっちはもう入金してるわけだし。  なので、本当は忘れられていたのだろうと睨んでいるわけですが、ちゃんと届いたのでもうどうでもいいです。

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「有頂天家族」

有頂天家族 (幻冬舎文庫)森見登美彦  いいねえ。いい家族だねえ。狸だけど。  私はわりと家族の縁がうすいほうだから、こういう信頼関係はいいなぁ……と。羨ましいまではいかないけど、心温まりました。  家族の信頼関係でふと思ったんですけど、サザエさん家ってこういう信頼関係ないよね。サザエとカツオはいつもお互いを出し抜こうとしているよね。  それはともかく、久しぶりに本を読みながら声を出して笑いました。前にこういう笑い方をしたのはたしか「夜は短し歩けよ乙女」を読んでいる時だったので、どんだけ森見さんに笑いのツボを突かれてるんだって話です。  まず、矢四郎くんの…

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「好色萬声男」

 昨日の記事で「好色萬声男」のことに触れたら猛烈に聴きたくなっちゃって、今まさに聴きまくりながらこれを書いています。  「好色萬声男」はデーモン小暮閣下が「小暮伝衛門」の名で出した初のソロアルバム。もう20年前のことなんだねー。  20年経っても、時々無性に聴きたくなることがあるんですよね。名盤です。  全然ヘヴィメタではないから、普段ロックとか聴かない人でも聴きやすいと思います。  私が好きな曲は「地上絵」と「縁」。(リンク先は YouTube です)  「縁」はバラードの名曲。  「地上絵」の分類は困るんだけど、メロディアスハードの名曲、かな。 …

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